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店じまい シャッター下ろす手にためらい
雨だれが 穴へと吸ひ込まれてゆく
、
、 。
充血せる眼玉が我を睨みをり ゴミ受けの中のアボカドの種子(たね)
寒柝(かんたく)も「火の用心」の声も濡れ
寒鴉 痰の絡まる声で鳴き
いもしない小島さんだけど<コトリ>って呼んでもいいなら仲良くなれそう
赤字出りゃなんでん関電値上げして
雪もよひ 法連草の顔も痩せ
名も知らぬ眇たる虫の圧死せる『現代秀歌』百二十九頁
山間(やまあい)にポインセチアの姿見ず
大根(だいこ)洗ひ 氷の芯まで洗ひけり
挨拶もなく膝に乗る炬燵猫
寒夕焼(かんゆやけ) 尿(しと)より上る湯気照らす
薄暗き玄関で脱ぐフリースにハンガー触れて火花が散りぬ
長靴に踏みしだかれ鳴く雪一面
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